マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法を読んだ
こんにちは。
最近、本を貪っているのですが、今日は以下の本を読んだので、そのことについて書きます。
◯読んだ本
読んだ本は、以下の「マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法」という本。
別にこの本は関係ないんですが、最近「読書メーター」というサービスを使い始めました。これすっごく良いです。私は同時に何個も読んでるので、たまに何を読んでたっけってなるんですが、これで解消されました(笑)。
他の人のコメントとかも見れるので良いです。この本のコメントは以下より見れます。
◯本の内容メモとか感想とか
この本では、「マーケット感覚=市場で取引される価値が何なのか理解できる能力」の重要性とその能力をどうやって身につけるかが様々な事例を基に紹介されていました。
重要性はいろんな例えもあり、「ふむふむ」と思って読んでいたのですが、その能力を結局どうやって身につけるかについては少し物足りなかったというのが読んだ後の感想でした(自分で考えろということかもしれませんが笑)
その中で、いくつか面白かったことがあったので、書いておこうと思います。
■インセンティブシステム
日本に限った話なのかは知りませんが、「Aという人がミスなどをした」場合に、「罰則やルール」で縛ることが多いと思います。
しかしこういったことが起きると、特定の個人がミスをしたものだが、大して全体には影響がでないものなのに余計な縛りができたりとか、個人の自由度が減ってやる気も損なわれたりとか、そういうデメリットが多く発生すると思います。
このあたりは、「嫌だなx」とか思いながら「でも仕方ないか」と片付けることが多いと思います。
しかし、こういったことが置きて、そのアクションを禁止したいときに、罰則で対応するのではなく、「あるアクションを取らないインセンティブを誘引する」ことをするというアプローチが事例とともに紹介されていました。
負のイベントが起きると、負のもので対処したくなと思うのですが、これを正の力で対処するというのは、凄く腑に落ちたので、自分も意識したいなと思った。
■プライシング能力を身につけるということ
最近某サービスの価格を考えるということがあったんですが、その際に「これは高いのか安いのかよくわからん」というのがありました。
その際に、「コスト」という観点から値段を考えるということをしてしまった部分があったんですが、これは間違いなのだそう。
コストから考えることよりも、「市場でどのように価値が認識されているか」が重要で、市場での価値が必ずしもコストと一致するとは限らないからです。次のような流れで考えていくと良いと有りました。
- 自分にとって、このサービスの価値はいくらか
- 他の誰かにとって、このサービスの価値はいくらか
- そのまた別の誰かにとってこのサービスの価値はいくらか
- このサービスを最もt高く評価する人はどのような人たちか
- このサービスを誰に向けて売れば価格は一番高く出来るか
ここであげている「誰」という部分が一番大事で、価値はユーザーによって変わるということです。この件に関してはクーポンの例えが分かりやすかったです。
私はクーポンをよっぽどでなければ、めんどくさがって受取もしないし使いもしないんですが、クーポンを意識的に探したり、使ったりしている人も多いと思います。何が違うかと考えると、クーポンを使うユーザー層と、これを使わないユーザー層では明らかに価値観が違うということです。
こういった価値観の違うユーザーを取り込むには、違う価値を提供すれば良くて、その意味でクーポンとかは同じ商品で違う価値を提供できるということで、ユーザー層の幅を広く取れるということなんだな、と。
これは凄い勉強になりました。
■速くプロダクトを出して、反応を見ながら修正する
失敗をより多く経験するには、いち早く世に出す事、そして市場からの評価を受けることが大事だと書いてありました。
■成長するためには、失敗を出来る限りする
上のプロダクトを速く出すというところにもつながるのですが、速く成長するためには市場にアウトプットを出してその中で勉強していくということが大事だと書かれていました。
私は情報系の学生ですが、たしかに企業とかで実際にプロダクトのコードを書いた人のほうが、学校でしか勉強していない学生よりも圧倒的にコードも書ける人多いですし、これはそういうことかもしれません(実際見ている観点もやっていることも全然レベル感違ってきますし)。
色々失敗できて、フィードバックももらえた方が、より速く成長できるとあって、これはたしかにそうだなぁと思いました。
こんな感じで。あっ、ちなみに自分なりに落とし込んだ過程で変えたので、ちょっと使っている言葉が本と違うかもしれませんが、意味的には同じだと思いますので、ご勘弁を(笑)。
それでは。