St_Hakky’s blog

Data Science / Human Resources / Web Applicationについて書きます

他人がハマりそうな潜在的な将来の落とし穴をプロジェクトで見つけたときの自分のコントロール方法について

こんにちは。

先日、某社の社員の方とお話して、とても参考になり、また腹落ちした部分があったので、そのことについて書きたいと思います。

先手を打ちたくなる気持ちをどうするか

どんなプロジェクトでもいいのですが、プロジェクトマネジメントなどをしているときに、以下のようなことを思うことはないでしょうか。


「あぁ……このまま行くとやべぇと思うんだよなぁ……こうすりゃいいのに……」


ちなみに、私はめちゃめちゃ思います。笑


これは、「これから来るであろう失敗や非効率性に、それが真にそうなるかは別として、顕在化する前に心のどこかで思ってしまうこと」を指しています。


これは私だけではなくて、他の方も思うことだと思うし、私より経験を積んでより勉強をしている人はもっと思うことなのかもしれないけど、とにかくここで言いたいのは「先々まで考えたときに、この状況や施策がおそらく失敗に向かうだろうなと気づいたときにどうするか」ってことです。


私は、これまで「確度が高く、ほぼ確実に起こりうる失敗を未然に防がないバカはいねぇでしょ」と思い、色々先回りしてアドバイスだったり議題をだして話し合ったりしてみたものの、効果がそれをした工数に比べて薄かったり、その人の自主性を削いでしまったりすることが多かったため、「なんでだろうなぁ」と思っていました。

そんなときに、先日某団体を抜けることになり、引き継ぎのために今までやってきたことを探していたところ、「ほぼ確実に起こりうる失敗というのはもしかしたら私が今までやってきた、もしくは知識として知っている失敗と成功などの知見から考えて導き出されたものではないか」と思うようになりました。

また、失敗した時のほうが成功したときよりも学びを得ることが多かったし、失敗したときほど自主的に「こういう風にしよう」と思うようになったし、とにかく成長の幅が大きかったことにも気づきました。失敗して辛い思いをしたら、次は絶対にそれをしたくないので、頑張るっていうやつです。

そして、今まで私がいた環境が、幸か不幸か、「自分よりも知見のある人にアドバイスをめちゃめちゃ受けて何かする」という環境ではなかったんですね。上司のいない、そんな環境です。なので、ある程度自分の思うようにやって失敗できたというのもあると思います。

ここから考えられるのは、

  • 失敗が顕在化して大変な状況になった、もしくはなりそうだとわかった状況での当事者の知識吸収率や成長幅は、そうでない場合に比べて高く、自主性を促す
  • 上司がいなくて、自分がなんとかしないとやばいと思ったときの自主性は、そうじゃない状況に比べて大きくなる
  • PMの「潜在的な状況下での失敗への気付き」に対する「気持ち」をコントロールしてうまくやれば、チームのためにもなるし、PMの労力もセーブでき、Win-Winになる

ということです。適度な失敗をある意味「狙って引き起こす」のは「メリットになる効果を秘めているのではないか」、ってことです。

気持ちが乗っているときに伝えて行動を促す

じゃあこの効果を出すために、PMはどうするかなのですが、2つあると思っていて、「将来起こる失敗も成功も、ある程度予測すること」と「自分の気持ちをちゃんとコントロールすること」、かな、と。


でも、これを実践するのはとても難しいなぁと。笑


まず何が難しいかというと、「ほぼ確実に起こりうる苦労をある程度見逃さないといけない」ということだと思います。気づいているのに言えないって、これ小学生の時の「絶対にいっちゃいけない〇〇さんの好きな人」と同じじゃねぇかという笑。


これまで私は言っちゃう方が楽だし、結果としてプロジェクトもうまく進むでしょって思ってやっていましたが、どうもうまくいかないことが多いので、これはもしかしたら違うのかもしれないと思うようになりました。上記のようなメリットがあるのかもしれないと薄々思いながら、実際どうなんだろうか、って思ってました。


そんなときに某社員の方と話す機会がありました。某社員の方は、私の2倍くらい年上で経験も豊富な方ですが、バックグラウンドがマーケティングというのもあってか、「ニーズの山が高いときにぶつけるということ」と、「ナッジ」をプロジェクトマネジメントに応用しているように、話を聞いていて感じました。

あの手この手で私にもわかりやすいように話してくださったんですが、要約すると、以下のような感じです*1

  • 行動を変えなければ、成果がでないので、行動を変えることにすべての重きを置くこと。
  • 行動変えたいなら、行動が変わるタイミングで、行動を変える伝え方で伝えるほうが効果が高い。行動が変わらないときに何かをしても、行動につながらないため、そういう努力を避ける。
  • そのために自分の気持ちをコントロールすること。自分の気持ちのまま何かをしても、成果がでなければ、つまり行動として何かにならなければ意味がない。
  • 行動には選択の余地を作り、自主的に行えるようにする。


その時の気持ちで動くのではなく、「トータルで成果が最大化されるようにタイミングを見計らって行動を変える働きをする」という感じでしょうか。この意味で行くと、失敗がやる気を生み出す人もいると思うし、そうじゃない人もいると思うので、PMはその人にあった形でタイミングを見計らって行動を起こすってことを大事にすべきなのかな、と。


ただ、PMでこれをするのはかなりの勇気と頑張りがいりそうですが、経験値の違いからかもしれませんが、某社員の方の他者に自分の価値観を押し付けてコントロールするのではなく、自分をコントロールして他者の最終的な成果を最大にしようとしている形には学べるものがありました。

こう考えると結構自分的には「いま発言しないこと」への理由がしっかりできた気がして、ちゃんと発言のタイミングみたいなのを考えよう、って思えるようになりました。


自分はまだ勉強も足りていないですし、4月からは新社会人で、下っ端からスタートって感じなので、あんまりこんなことを考えることもないかもしれませんが、いつかの自分の気持ちが高ぶったときに思い出せるように書いておくことにしました*2

それでは。

*1:私の解釈が入っているので、たぶんですが……

*2:なんかまとまりの無い読みにくい記事になってしまった