こんばんは。
最近はデータ解析系の本(これは論文の方が多いかも)から、プログラミング、ビジネス書までとにかく読んで読んで読みまくっているんですが、「職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方」をかいつまんで(全部は読んでない)読んだのでそのことについて書こうと思います。
○読んだ本
読んだ本は以下の本。
これと同じシリーズの本みたいなのも出ているようですね。
○読んだ感想
私は気になった部分だけ読んだのですが(諸事情により全部読む暇なかった。3/4くらいだけ読んだ)、普通に面白かったです。
読んでる間、ずっと
「あぁ、これあるあるだなぁ」
みたいな感じで読み続けてました笑。全体的にすごく読みやすくて、また職場のあるあるすぎる問題点をわかりやすくまとめていて、さらにすぐに実践できる改善策まで書かれていました。管理職とか、プロジェクトのリーダーが読むべき本かな、と思います。
色々参考になるところがあったのですが、個人的にいいなと思ったことをまとめると以下のような感じかと。
- 部下の報告に対して、復唱したり、感情を添えたりする
- 非属人化をマニュアル化で進める。
- 嫌がられるマニュアル化や非属人化を進めること自体を「良い評価指標」とする
- 報連相ができてない、しない人には報連相をするタイミングを事前に決めておく
- 報連相ができない人には、フォーマットを決めてお互いに「結論から言えよ…」みたいなイライラを防止する
最近接した「みんなから認められている人」とかは、もちろん専門的な技能としても秀でているんだけど、こういったマネジメントとか、みんなで気持ちよく振る舞えるようにする"コツ"とか"勘所"みたいなのを抑えているなぁとこの本を読んで思った。
特に私が参考になったのは、「仕事をやらない人がなぜできるか」ということが書かれていた部分。
なぜこのパターンの人が出来上がるのかにはある程度パターンがあると思っていたんだけど、そのことについてもまとまった気がする。
【仕事をやらない人がなぜできるかパターン】
1. もともと優秀なんだけど、「なんでこれを俺がわざわざやらなあかんのだ」からのやらなくなるパターン
→能力値に対してレベルが低いタスクが割り当てられてしまうと起こる。
2. 給与が同じなのに何故か「別の誰か」の失態が回ってきて「それならできない方が得じゃね」ってなり、やらなくなるパターン
→やらない人がやらない人を生み出してしまう例。
3. できる人が全ての後処理やタスクをガンガンこなしてしまい、「あの人やってくれるから大丈夫」ってなり、やらなくなるパターン
→教育的な観点や、仕事に余裕がないシーンで、エース級の社員がいてしまった例。
これらは単発で起こるというよりも、同時多発的に起こるイメージが強くて、必ずしもこうするとうまくいくとかもなく、解決策も多種多様になると思います。
個人的に、「1.」や「3.」はまだ解決できると思うんですよね。「1.」であれば、本にも書かれているように2:6:2の法則を素直に受け入れて、そのような組織編成にするとか、「3.」であれば、エース級社員に教育的観点を持ってもらい、またプロジェクトに少し余裕を持たせればいい(余裕持たせるのが難しいのもあると思うんですけど)。
問題は「2.」の場合で、もし「2.」の「別の誰か」さんが責任を感じて頑張って成長をしていってくれる系だったらまだなんとかなると思うんだけど、以下の記事にもあるような「できなかったことに対して何も感じない、対処しない系」だと終わったンゴってなると思う。
個人的には、そんなヒーヒー回さないといけないプロジェクトであれば、もうそれはどこかしら問題があると思っていて、それはもうスケジュールを遅らせるとか、PMクラスがリスケとかプロジェクト進行に変更を加えるとかで動くしかないと思うんですよね。
でも、問題を解決するために、採用の時点とか、今の運営の方法とか、まぁそんないろんな要因をぶっ潰していく必要はあるわけなんだけど、現場の人からすると中長期的(年スパン)な視点だけじゃなくて「今ココ1,2ヶ月で」なんとかしてくれよ!ってなると思うんですよね笑。
ここについてはまだ考え中なわけなんだけども、こういった本やこういった問題について世間で今取り上げられている背景には、ワークライフバランスとかが最近叫ばれるようになってきて、日本も変わろうと思っているからだと思うんですよね。
でも、私の最近の考えとして、リモートワークたら、働くの多様化たら、ワークライフバランスたらを言えるのって、普通の「働く」よりも圧倒的に難しいことを要求しているんじゃないかなって思っていて、それは現場のこういったことを解決した先にあるのであって、先にそれを求めちゃうのはなんだかなぁと思わんでもないなぁと。
とりとめもない感じになってしまった。
それでは。