こんばんは。
2月に行ったとある某企業のインターンシップであったり、今運営しているメディアであったりで、KGI/KPIを使って目標や成果の管理をしているのですが、webにある断片的な情報だけで運営していました。
メディアのようにPVとか離脱率とか、そういうデータをしっかり取れるような事業ならなおさらデータドリブンな意思決定は大事になってくると思います。
そのため、KGI/KPIなどを使って目標を数値管理などをできるようにしておけば、振り返りもできやすいし、指標も明確になるので、すごくこれは便利なのですが、うまく運用できていなかったし、どう決めていけばいいかを体系的に勉強したことがありませんでした。
このような経緯があり、2冊ほど本屋で目に留まったものを読んで見ました。
○読んだ本
読んだ本は以下の2冊です。(何故かタイトルが出ていないという話をきいたでの、一応タイトルも文字で書いておきます笑)
・KPIで必ず成果を出す目標達成の技術 計画をプロセスで管理する基本手順と実践ポイント
・2時間でわかる図解KPIマネジメント入門
どちらもKPI運用の基礎から、運用時の悩みポイントであったり、運用時の注意事項などがわかります。本の内容はすごく良かったです。
○学んだこと
学んだことは主に以下の3点。
- 成果までのフローを全て洗い出した上で、KGI/CSF/KPIを階層的にトップダウンで決める
- 絶対にKPIは数値化する(できる)
- PDCAをちゃんと回す仕組みを作る
以下、それぞれ書いていきます。
○成果までのフローを全て洗い出した上で、KGI/CSF/KPIを階層的にトップダウンで決める
プロジェクトの大雑把なビジョンとかはあると思いますが、そこからKGIをまず決めます。その時に、KGIに至るまでの過程をフロー(orKGIに対する要素分解)を全て洗い出した上で、CSF(重要成功要因)を決めます。
ここで、全て洗い出すということが大事だそうです。なんとなく雰囲気で「ここら辺大事じゃね」みたいな決め方をするとドツボにはまりますし、「これって本当に本質なんだっけ」とかをプロジェクトが進んだ時に生まれます(これはマジで本当にそう)。
そのCSFを元に、KPIを決めるという流れです。
階層構造的に決めていくというイメージを持って、上から順番に決めていくというのがわかりやすいかと。
そして、このKPIが次はKGIとしての役割を持って、KPI(KGI)→CSF→KPI(KGI)→CSF→KPI・・・みたいな感じでどんどん細かくしていくイメージで決めるとスッキリ決まるそうです。
まぁ概念的には簡単なんですけど、本を読んだ時にこれ実際にやるのむずくねと思っていたら、「目標を分割して行った際に、それを役職(例えばメディアならライターやエンジニア、広報など)ごとや、大きな組織だと部署単位レベルで分けれれば、いい感じになる」という記述が本の中にありました。
オォーなるほど!みたいなのになりました笑(これってもしかして当たり前なのかしら笑)。例えば、「KGI:10PV/月間」とすると、CSFとして、PVに至るまでの経路を洗い出した時に、
・ライターがより達成してできること
・広報がより達成できること
・エンジニアが達成できること
みたいな感じで別れると思うんですね。そうした時に、その役職単位でKPIを設定して、各作業レベルにまで落とし込めば、やることが明確になり、振り返りも容易になるという流れです。
自分の中で割と腑に落ちた感じがしたので、勝手に感動していました笑。役職単位で、もっと言うと個人単位でKPIを決めておけば、「できたか、できていなかったか」が明確になり、目標の設定も振り返りも楽になるなぁと思いましたし、これは本当に私にとっては感動でした笑。
○絶対にKPIは数値化する(できる)
これが大事だそう。絶対に数値化する。できないわけはないという感じらしいです笑。
これは実際にやってみて思ったんですが、できますね。笑
できる理由ですが、数値化するということは、数値でしっかり「測れる」ということ。測れさえすれば、数値化できるので、逆に測れるレベルにまで具体化することが大事というイメージでしょうか。
測れる指標などは分野などによって違うと思いますが、ある程度は共通していると思いますし、本の中でも紹介されていましたので、すごく参考になりました。
まぁ意識的な話になっちゃいますが、数値化できないと思うと、そこで思考停止になっちゃうので、しっかりを決めることを意識するといい感じだとも思いました。笑
○PDCAをちゃんと回す仕組みを作る
PDCAをちゃんと回す仕組みを作ることも大事なんだなぁと。
仕組みというのは、「意識も含めて」です。
特に「C(check)」の部分がおろそかになりやすいので、毎月や毎週といった単位でしっかりとKPIに対してどのくらい達成できているかを見ることが大事だそうです。
本とは少し違いますが、読んで考えたこととして、達成しているかどうかを振り返るために、以下のようにすればいいのではないかと思いました。
- 期間を区切ってKPIなどを決める
- 期間の終わりだけでなく定期的に、KPTなどの振り返り手法を使い、しっかり振り返る
- KPIへの達成度は割合と「達成 or 未達成」の2つの見方でみる
- 反省点を元にしながら次の期のKGI/CSF/KPIを決める
当たり前のことしか書いていないですが、これをプロジェクトメンバー全員に「意識」してもらうために、プロジェクトのリーダーはこまめに振り返りを行い、目標管理をするのがいいと思いました。
○まとめ
データを生かして利益やビジョンの達成につなげるための目標管理手法として、KPIはもう少し勉強を進めていきたいなと思いました。
頑張りたいです。それでは。