St_Hakky’s blog

心理学/人事/就活/留学/データサイエンス/バイオインフォマティクス/日頃思ったことについて書きます。

「日本の人事は社風で決まる」を読んだ

こんばんわ。さて、今日書くのは、以下の本を読んだのでそのことについて書きたいと思います。


○日本の人事は社風で決まる

この本は、渡部昭彦さんが書いた本で、社風が人事に対してどのような影響を及ぼすか、そしてその影響を及ぼされた人事が会社や個人に対してどのように影響を与えていくかなどが書かれています。渡部さん自身が、っつても僕はこの人を知りませんが(笑)、いろんな企業で務めたり、いろんな企業の人とお会いしたりと、色んな企業の人や企業と接してきた経験談をまとめたような形で書かれています。

普通に勉強になるいい本でした。またよかった点や考えた事は後半で。

○手に取ったきっかけ

手に取ったきっかけは、アメリカでシリコンバレーの企業を見たからですね。

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シリコンバレーの企業を見た時に、

  • 企業文化を意識して作っとるなこやつら
  • 個人の自由と企業の利益追求のバランスのうまさがヤバい

の二つが気になりました。まず、企業文化に関しては言うこともないです。FacebookAppleGoogleを見てきましたが、こやつらの企業文化は一瞬で感じ取れました。パクれないこの雰囲気は凄かったですし、その風土に合うものにしか入る事を許されない感じは凄いしました。

また、個人の自由度が高いことで知られるシリコンバレーですが、それと企業の利益追求のバランスがすごくうまく取れているな、と思います。働いている人には「楽しい/自由/最高」と思わせつつ、その一方で「企業の利益を最大化するために個人を活用している」ことも凄く不思議なことでした。

この2点を考えた時に、「企業文化」や「社風」などといった言葉であらわされる社の雰囲気が与える威力が尋常じゃないと思っていました。そして、それを支える人事から見てどうなのか、こういう事を考えられる、知れる本があったら買うか~と思っていた時に行きつけのジュンク堂に行ったらあるじゃないですか、ということで購入。まさに、この二点について考えられる本でしたね。

○考えた事

■社風は暗黙知

「社風は暗黙知」、この本にはこのようなことが書かれていたのですが、これは僕と反対の考えでした。社風はしっかりと定義し、意識して構築していくものだと思っていたからです。実際にそういう側面もあるものだと思いますが、確かにいま行っているインターン先の会社さんと他の会社さんを比較しても、確かに違う。

でも、IT企業でしかもその業務内容も似ている会社さん同士に対して、何が違うかを明確に示すことが難しい。これに気づいて初めて、その社風を雰囲気を察知していたのだと気づかされました。

社風が合わないとかで企業を辞める人達も多いですし、そういうミスマッチが多いのは事実なので、なんとかこの暗黙知を知ってもらえればいいんでしょうが、何分「暗黙知」なので、うまく説明できない。説明される場面が僕らにとっては会社の「人事・開発者のブログ/HP/企業紹介資料」、そして人事です。これらの「良く見せられた」表現では実際の社風なんて伝わるはずもないことが容易にわかります。

■社風で人事が決まり、人事が、、、

人を取り扱う、すなわち人を採用したり評価したりと、人に関わる事を行っている人事が社風に飲み込まれ、その飲みこまれた人事が他の人材をまた取り扱うことで、社風を守っていくとありました。

皆が違和感を感じる採用や評価を行うこと自体、正当な仕事をできていないと評価されるとなれば、当然「雰囲気」を読むようになり、それがすなわち「社風」にどんどん飲みこまれていくという事なんだろうな、と思います。そうやって社風に飲まれた人がとる行動は社風を体現していくとなります。

社風を体現する会社の仕組みになっている以上、社風に飲まれなければ「異物」となり、その人は出世や会社でいい評価を得ることはできない。つまり、会社選びの際に一番大事なのは社風があうかであり、入ってから一番大事なのは、社風に溶け込めるか、ということ。

例えば僕の話をすると、忙しくて毎日死にそうなくらい刺激的な空間にいないと、つまんないと感じるようになってしまっているうえに、服装や髪型に逐次いろいろ言われるのがめんどいので、どこの会社がいいのかなと考えると、外資のコンサル系とかが向いているのかな、と思う笑。

完全なイメージだけど(笑)

社風が人事を支配して、それで会社がドンドン社風に飲まれていくという考え方は面白かった。皆さんもぜひどうぞ。